日立製作所ユビキタスプラットフォームグループは23日、業界で初めてデジタルレコーダー本体のみで人間の顔の検知を実現した大容量1テラバイトHDD搭載の監視用DVR(デジタルレコーダー)「DS-G360(カメラ16入力対応)」「DS-G260(カメラ9入力対応)」2機種と、デジタルレコーダーで検知したデータを元に類似度の高い顔を検索できるネットワークソフトウェア「DSHNET5 V2」を5月8日 から発売すると発表した。価格は、16入力用の「DS-G360」が1,100,000円、9入力用)の「DS-G260」が930,000円、ネットワークソフトウェア「DSHNET5 V2」はオープン価格。
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監視システムは、金融機関や流通小売業など現金や重要データを取り扱う場所で広く活用されていり。最近では各種業態における24時間営業体制の広がりや個人情報保護法の施行により、企業にとってセキュリティの強化は急務となっており、監視システムによる防犯体制の強化に一層関心が集まっている。ユーザーが監視機器に求める機能も基本的な記録再生機能に加え、デジタル化による高画質化、長時間記録、遠隔からの監視、映像検索を容易にするネットワーク対応など多様化している。今回発売する監視用デジタルレコーダーは、こうした監視機器へのニーズに応えるべく性能の向上を図っている。
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新製品の特長は次のとおり。 (1)業界初、デジタルレコーダー本体のみで人間の顔の検知が可能。 (2)大容量1TB HDDを内蔵。 (3)日立独自の映像圧縮技術でカメラ16台接続時(「DS-G260」は9台接続時)でもすべてのカメラの入力映像をフルフレーム(毎秒30フレーム)で記録(BASICモードの場合)。 (4)「プログレッシブ記録」で垂直方向の記録解像度が倍増。 (5)本体前面・背面に装備された拡張端子で、外部記録装置にデータを簡単にバックアップ。 (6)内蔵HDDを3分割できる「フォルダー分け機能」により、さまざまな運用形態に対応。 (7)同時に4チャンネル分の音声記録が可能。 (8)ネットワークソフトウェア「DSHNET5 V2」(別売)を管理用PCにインストールすることで遠隔モニタリングに対応し、検知された顔データを一覧表示。さらに、指定した顔画像に類似した映像の検索が可能。 (9)カメラ映像内の人や物の動きを検知し、映像記録や映像切替えと連動できる「モーションディテクタ機能」を内蔵。 (10)RS-485で本体に接続された電波時計(リズム工業社製「9LZ007-0」)で時刻調整が可能。
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