松下電器産業 パナソニック システムソリューションズ社は、大規模防犯システム向けに16入力設計のDVR(デジタルディスクレコーダー)「WJ-RT416シリーズ(3機種)」を3月9日から新発売する。MPEG-4方式の採用により、全カメラの画像を最大毎秒30枚で録画・再生が可能。価格は、HDDを500GB搭載のWJ-RT416/2が1,050,000円、HDDを1TB搭載のWJ-RT416/4が1,207,500円、HDDを1.5TB搭載のWJ-RT416/6が1,365,000円。
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大型店舗や駅のコンコース、ビル・オフィスなど、常時動きがある場所の監視カメラシステムではDVRへの要望が高度化しており、画像の長時間記録はもちろん、より正確に状況を把握するための高画質化および音声記録機能の充実、記録画像の活用時やメンテナンス時における運用性の向上などが求められているが、WJ-RT416シリーズは、これらのニーズに対応するために開発された16入力設計のDVRである。
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主な特長は次のとおり。(1)画像16入力(全カメラ最大毎秒30枚)、音声16入力を同時記録可能(2)運用を継続したままでのHDD交換など、優れた運用性とメンテナンス性を実現 (3)ネットワーク機能を標準装備
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〔特長の解説〕 1.画像16入力(全カメラ最大毎秒30枚)、音声16入力を同時記録可能 MPEG-4方式の採用により、最大毎秒480枚の画像記録を実現。最大16台の監視カメラが接続でき、全カメラの映像を毎秒30枚(704×240Field MPEG-4)で録画できる。再生時の画面表示は、任意のカメラを選択した1画面表示、分割画面上で1画面のみ再生映像にして他をライブ表示にするなどの柔軟な運用が可能。さらに音声系統も16入力接続でき、映像と音声を同時記録。より詳細な事後検証を実現する。またライブモニタリング時も最大16台のカメラ画像を毎秒30枚で分割画面表示することができる。ハードディスク容量は、500GBモデルのWJ-RT416/2、1TBモデルのWJ-RT416/4、1.5 TBモデルのWJ-RT416/6をラインナップしている。
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2.運用を継続したままでのHDD交換など優れた運用性とメンテナンス性を実現 指定した曜日の時間帯に自動録画を始める「タイマー録画」、センサーからの信号入力を受けると自動録画を始める「端子入力録画」、監視映像内の動きを検知して自動録画を始める「動き自動検出機能」など多彩な録画機能を搭載。万一、HDDが故障を起こした場合には本体電源を入れたまま前面パネルを開けてHDDが交換でき録画を止めずにメンテナンスが可能。また前面と背面にコピー端子を装備。USBメモリーやDVDドライブ、外付HDDを接続して記録データをコピーすることができる。
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3.ネットワーク機能を標準装備 ネットワーク機能を標準装備。これによりLANやインターネットに接続されたパソコンから、記録データの検索・再生やカメラのパン/チルト、ズーム制御などの遠隔操作可能。ネットワーク経由の画質についても性能向上を図っている。
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定格は次のとおり。 〔基本仕様〕 ・電源:AC100V 50Hz/60Hz ・消費電力:110 W ・使用温度範囲:+5 ℃~+45 ℃ ・使用湿度範囲:5 %~90 %(結露しないこと) ・寸法:430mm(幅)×88mm(高さ)×459 mm(奥行)(ゴム足、突起部含まず)) ・質量:13kg(WJ-RT416/2)、14kg(WJ-RT416/4)、15kg(WJ-RT416/6)
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〔入出力〕 ・映像入力端子:コンポジット映像入力信号 1 V[P-P]/75 Ω、16入力(BNC) ・制御信号多重:4入力(1-4CH) ・映像出力端子:コンポジット映像出力信号 1 V[P-P]/75 Ω、1出力(BNC) ・RGB出力:1系統(D-sub15ピン) ・アクティブループスルー出力:1 V[P-P]/75 Ω、4出力(1-4CH) ・自動終端ループスルー出力:1 V[P-P]/75 Ω、12出力(5-16CH) ・音声入力端子:-10 dBv 51 kΩ、不平衡 ・16入力(1~6CH RCAピン、7~16CH D-sub25ピン) ・外部音声入力端子:-52 dBv 2.2 kΩ、不平衡 ・ネットワークポート:10BASE-T/100BASE-TX 1系統(RJ-45) ・カメラポート:RS485 1系統(RJ-11) ・データポート:RS485 1系統(RJ-11) ・コピー端子:シリアルインターフェース、2系統
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〔機能〕 ・画像圧縮方式:MPEG-4 ・画素数:Field(704×204)、SIF(352×240) ・録画レート:各チャンネルそれぞれ最高30ips
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