飲酒運転による重大事故が相次いでいるが、タイガーインターナショナルジャパン(大阪市中央区)が昨年3月下旬から発売している飲酒運転抑止機能付きキーシステム「ｉ─ＫＥＹ(アイ・キー)」は、カギに息を吹きかけることでアルコールを検知、飲酒が確認されるとロックが解除されないため、エンジンをかけることができない。「飲酒運転を未然に防ぐ」装置として注目されるはじめている。
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「ｉ─ＫＥＹ」は既存のカギに簡単に取り付けられ、車両の改造は不要。ロック用の棒が搭載されており、センサー部に２秒間息を吹きかけて、吸気アルコール濃度が0.1ミリグラム/リットル未満ならロックは解除され、カギを差し込むことができる。逆に0.1ミリグラム/リットル以上の場合、ロックが解除されずエンジンを始動できない仕組み。
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同社の神木宏社長は、『飲酒運転が原因の交通事故の場合、もちろん被害者が一番気の毒だが、加害者の家族もかわいそうだ。事故を起こすつもりで飲酒運転する者はいないと思う。「ｉ─ＫＥＹ」は、飲んだら乗るなということをドライ
バーに植え付けてくれる機械である』と説明。『飲酒運転で事故を起こしたときのことを考えていただきたい。それを抑止する保険ととらえてもらえれば」と話している。
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価格は2万1,000円(税込み)。イモビライザー装着車にも対応する。問い合わせは、電話：06-4706-2600番まで。
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