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㈱三宅が超小型カメラを内蔵した防犯ゲートを開発、日米で販売
~人感センサーも搭載、万引きや情報不正持出しに最強の武器~

㈱三宅(セキュリティ事業本部:東京・新宿区、三宅正光社長)は、このほど万引き防止装置のゲートに超小型の監視カメラを内蔵した「カメラ一体型セキュリティシステム」(CS-530R、CS-640Rの2機種)を開発し、日米で同時に販売を開始した。万引きだけでなく、物理的情報流失、つまり企業においては情報媒体の不正持出しを防止する。
小売業の場合、監視カメラだけ、あるいは万引き防止装置だけでは効果を100%発揮するのは難しく、効果を求めるユーザーは監視カメラと万引き防止装置とを連動させた監視システムを構築していた。この場合、監視カメラを天井に取り付ける工事を行なうほか、防犯ゲートを取り付ける工事を別々に行なわなければならなかった。また、企業においても記録媒体の不正持ち出しを防止するために一部で万引き防止装置を応用するケースはあったが、厳密に見守るためには監視カメラとの連動が必要だった。しかし、この場合も設置工事において2つの工事が伴った。
三宅が開発した「カメラ一体型セキュリティシステム」は、防犯ゲートのフレーム(枠)上部中央に超小型監視カメラが内蔵されており、設置工事は防犯ゲートと一緒であり、脚立を使って監視カメラをわざわざ天井に取り付ける手間は要らない。
「カメラ一体型セキュリティシステム」の基本構成は防犯ゲートとコントローラ、検知タグから成り立っている。防犯ゲートは、電波を飛ばす“発信用アンテナ”と電波に共振する“検知タグ”(セキュリティラベル)から発する信号を受信する“受信用アンテナ”により構成されている。
発信用アンテナから発信された電波は、人体及びペースメーカー装着者に悪影響を一切及ぼすことはない周波数帯を使用しており、検知タグがこのゲート間を通過する際に、受信用アンテナが検知し、その信号がコントローラに送られることによりアラームとフラッシュライトが作動し、不正持ち出しが確認される。同時に不正持ち出し時の人物の特定及び日時の確定が可能である。
また、人間センサーも搭載しており、ゲート間(発信用アンテナと受信用アンテナ)を人が通過するのを認識してからタグを検知するため、誤動作トラブルを起さず、さらにタグ信号とノイズ信号の違いを判別するデジタル信号処理機能(SQL機能)を搭載しており、システムの高信頼性も大きな特徴となっている。これは、小売業において万引き防止用として使用する場合においても同じである。
防犯ゲートの周波数は“ラジオ電波”といわれる8.2MHz・10.5MHz帯で、検知エリアは120cm~180cm(環境によって異なる)。サイズは、CS-530Rは高さ150cm×幅27cm、CS-640Rは高さ160cm×幅40cm。
なお、カメラ内蔵なしのCS-330R(検知エリア及びサイズはCS-530Rと同じ)、CS-240R(検知エリア及びサイズはCS-640Rと同じ)、CS-130R(検知エリアは90cm~150cm。サイズは高さ154cm×幅30cm)。周波数はすべて8.2MHz・10.5MHz帯。


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