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NTTカードソリューションが「顔認証」を利用したセキュリティ製品を販売

NTTカードソリューション(東京都港区)とスマートワイヤレス(東京都港区)は、このほど生体認証(バイオメトリクス)に対応したセキュリティ製品の販売で代理店契約を締結し、今月8日からスマートワイヤレスが開発した赤外線顔認証入退室管理システム「FaceGuard-IR A(エース)」や赤外線顔認証勤怠管理システム「Face Attend」、その他スマートワイヤレスのセキュリティ関連製品の販売を開始した。
昨年4月の個人情報保護法の完全施行や来るべき日本版SOX法への対応に向けて、情報セキュリティ対策の重要性が強く認識されており、セキュリティ強化の基本である物理的安全措置面からバイオメトリクス技術を利用した高セキュリティ入退室管理システムのニーズが高まっている。
バイオメトリクス技術は、従来から指紋・静脈・虹彩・声紋など各種技術が開発され徐々に実用化されているが、指紋認証のように利用者がその認証に必要な個人データを登録することに抵抗感が持たれるシステムが多いことが現状である。今回、NTTカードソリューションとスマートワイヤレスは、バイオメトリクス技術の中でも利用者の抵抗感が少ない顔認証システムに着目し、安全で高度なセキュリティソリューションの本格導入に向けて代理店契約を締結した。
スマートワイヤレスは、ICカード、バイオメトリクスなどの認証技術のノウハウにより情報セキュリティ分野においてユーザーからの高い支持を得ており、官公庁・流通業界・NTTグループ企業内で導入の実績がある。今回の代理店契約を機に製品・サービス両面の強い連携関係により製品のセキュリティ性を大幅に強化させ、情報セキュリティ分野での高まる顧客ニーズに対し、より的確に応えることのできる体制を整え新市場を開拓していく。
NTTカードソリューションが今月8日から発売した製品は次のとおり。
○新世代の顔認証入退室管理システムFaceGuard-IR A
顔認証入退室管理システム「FaceGuard-IR A」は、カメラの周囲から顔に赤外線を照射してその画像をカメラで認識し認証する国内唯一の赤外線顔認証入退室管理システム。
従来の顔認証技術は照明の影響を受けやすく、その利用が一定の好条件の場所に限定されていた。また写真をカメラにかざすと生身の人間と誤認識してしまう可能性もあり、他の指紋や虹彩などの生体認証技術と比較すると認証精度面で課題があるとされ、その普及は一部のアプリケーションに限定されているのが現状だが、本製品に搭載されている技術は、従来の顔認証の既成概念を覆す全く新しい技術で、暗闇など認証時に照明の影響を受けず、あらゆる環境下において安定した高精度顔認識を実現することを可能した。
また、本人の顔写真を全く認識しないため、本人になりすます行為を完全に防ぐ。指紋や静脈を利用した認証方式と違い荷物を抱えたままで利用ができるため、物流センターなどでのハンズフリー認証として最適なうえ、顔画像の履歴が残ることから防犯対策面でも大いに有効である。このシステムは既にNTTグループのビルなどで導入が開始されており、今後多くのオフィスやセキュリティを重視する施設などでの普及が見込まれている。
○新世代の勤怠管理システムFace Attend
勤怠管理システム「Face Attend」は、従来のタイムカードやIDカードを利用した勤怠管理で課題になっていた本人へのなりすましによる不正打刻を、顔を認識するバイオメトリクス技術を利用して完全に防止する新世代の勤怠管理システム。
会社に出勤、タイムカードを押す代わりにカメラに顔を向けると「おはようございます!」の声がし、高精度顔認証技術を利用して、瞬時に本人を見分ける。赤外線カメラを搭載しているので、少し暗い場所や夜間でも利用でき、設置場所を選ばない。このシステムのメリットは、まず代理での不正打刻が完全にできないこと。これにより導入企業は不正労務費支出をカットすることができる。
またタイムカードやIDカードの紛失、従業員の入れ替えに伴うカード発行なども一切不要になる。出退勤データはコンピュータに登録されるので集計管理の効率化も図れ、過去にさかのぼって履歴を確認するのも容易。また従来の顔認証技術と違い認証スピードが速いので行列ができることもない。


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