3 |
松下電器産業 パナソニック システムソリュ-ションズ社は、IP統合ネットワークプラットフォーム「Sinapse-Net(シナプスネット)※1」による基本パッケージ「遠隔映像監視システム」を3月1日から開始した。 |
本システムは、監視カメラ、映像の蓄積・バックアップ機器および管理サーバーを中心に構成され、特にセンターからダイレクトに遠隔・複数拠点に設置された多数(128台まで)のカメラ映像を監視・コントロールするもの。さらに監視カメラ映像の大容量・長期保存などを効率的かつ正確におこなうことも可能である。これにより、例えば全国の支店に設置した監視カメラを本店のセンターで集中的に監視したり、または支店ごとに管理した映像記録を本店で一括バックアップを取るなど、柔軟なシステム運用が可能。 |
シナプスネットによる基本パッケージは、本システムの他、すでに05年6月から発売されている長期記録を可能とする「監視映像長期バックアップシステム」、今月24日に発売する統合セキュリティ管理が可能な「映像・入退・PCガード連携システム」がラインナップとして用意されている。 |
今後は、これらの基本パッケージ、および松下電器と松下電工が持つさまざまなソリューションを業種・業態に特化させた仕様で組み合わせた「業種・業態用アプリケーションパッケージ」を展開し、ユビキタスなセキュリティシステムの実現に向けて、同社と松下電工が共同して、さらなる取り組みをおこなっていくという。またアナログ(非IP)システムやシナプスネットに対応していないデジタルシステムも管理・制御する規格を順次公開していく予定。これによりシナプスネット上で既存のアナログ/デジタルシステムのシームレスな統合も可能となります。 |
※1:「シナプスネット」は、(Symphonic IP Network Architecture for People’s Safety & Ecology)を表し、ネットワーク上の各コンポーネントがつながり、多様に連携するための情報のやり取りを共通化させるプラットフォームである。概念的に神経細胞間における情報のやり取りをおこなう接合部(Synapse:結合)に似ていることにちなみ命名し、ユーザーニーズにマッチしながら進化・発展し続ける意味も込められている。 |