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逆光環境下でも鮮明な画像、三菱電機が旋回型ネットワークカメラを発売

三菱電機は、監視カメラ「DIGITAL MELOOK(デジタルメルック)」シリーズの新製品として、逆光など光量差の大きい監視場所における明瞭な画像と、省線化による施工性の向上を実現した「旋回型ネットワークカメラ NC-4085」(504,000円)を3月16日から発売する。年間販売台数として2,000台を予定している。
昨今、大型ビルや遊技場、パブリックスペースなどでセキュリティ需要が拡大する中、監視カメラにおいては強い逆光環境下でも鮮明な画像が得られることと、設置工事費用の削減が求められており、同社はこうした大規模監視システム向けに監視カメラやレコーダーなどの機器をイーサーネットに接続して、画像の取得から記録までをすべてデジタル信号で行う「DIGITAL MELOOK」シリーズを展開している
そういう中で今回、業界最速の毎秒540度の高速水平回転(エンドレス)が可能な旋回型ネットワークカメラに逆光や暗がりでも鮮明な映像が得られる新「スーパー・ファイン・ビュー機能」を搭載し、省線による低コスト化も実現した新製品を発売することになった。
新製品の特長は次のとおり。
(1)新「スーパー・ファイン・ビュー機能」搭載により、逆光下の画像がより鮮明に低速と高速、2種類の電子シャッター速度で撮った2つの画像を合成し、逆光下でも明瞭な画像が得られる「スーパー・ファイン・ビュー機能」の高速撮影時の電子シャッター速度を調整可能にした「新スーパー・ファイン・ビュー機能」を搭載した。
店舗の出入り口や駅のホームなど光量差(明暗差)の大きい逆光環境下にある画像がより鮮明になり、色にじみのない明瞭な画像が得られる。シャッター速度の調整は手動でも自動でも可能。
(2)画像伝送ケーブルによる給電で、施工性向上と工事費削減を実現
別売の専用HUBと組合わせた「Power over Ethernet※1」機能により、画像伝送用のLANケーブルを利用して給電することで省線化を実現した。施工性の向上と工事費削減に貢献する。
※1:IEEE802.3afで規定されたイーサーネットのLANケーブルを用いた電力供給方式
(3)「モーションディテクト」機能により、特定エリアでの動きを検知してアラームを送信
あらかじめ監視対象範囲内に設定した特定の検知エリアで「動き」を検知すると、操作PCへアラーム信号を送信する「モーションディテクト」機能を搭載した。操作PC側で監視画面にアラームを表示したり、アラーム信号と連動して録画を開始することができる。
また、255ヶ所以内の監視ポイントを予め設定し、操作PC画面から監視ポイントへカメラを旋回させる「プリセットポジション機能」との組合わせで、ユーザーの監視業務形態に適した運用が可能。
(4)要所を確認できる高倍率ズームレンズを採用
25倍の光学ズームレンズを採用し、16倍の電子ズームとの組み合わせで最大400倍(25倍×16倍)ズームが可能となり、店舗内レジ付近など特に拡大して確認したい箇所をズームアップして見ることが可能。
(5)監視ポイントの周辺環境に応じたカメラ画質設定が容易な「イージーフィッティング機能」
店舗出入口、屋外駐車場、ビル内廊下など、カメラの画質設定が容易でない環境に対し、輝度や色調をワンタッチで画質設定できる「イージーフィッティング機能」を搭載。カメラ台数が多い大規模システムの設置工事の効率向上に貢献する。
(6)暗い所では感度の高い白黒映像に自動的切り換え
夕刻時など低照度環境に移行する監視ポイントでは、1ルクス程度まで照度が落ちると照度変化を識別し、低照度環境下においてカラーよりも被写体の輪郭を映し出すことが可能な、白黒撮影に自動切り替え可能。また、色の識別を重視しカラー撮影を必要とする監視ポイントでは、40倍の電子増感機能により月明かり程度のカラー撮影が可能。
(7)従来機より軽量・コンパクト化を実現
軽量・コンパクト設計により、同社従来機より高さを54mm短縮し、質量も0.3kg軽量化した。既存のアナログカメラCIT-7500のオプション類(屋外用ドーム型カメラケース、天井埋込ユニットなど)をそのまま使用することができる。


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