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日立電子サーがATM盗撮を防御するセキュリティシステム公開

日立電子サービスは9日、ATM盗撮犯罪に対応した機能などを搭載した物理セキュリティマネジメントシステム「Webvisor III」を公開した。Webvisor IIIは、入退室管理や画像監視、ラック監視といった物理セキュリティを統合的に管理するシステムで、監視カメラや入退室システムの各種情報がネットワーク経由で、同社のサポートセンターに送られ監視・対応する仕組みである。
WebvisorIIIでは、各拠点の記録画像をネットワークを通じて収集・管理する映像集中管理システムや、ATM盗撮を傍受する無線カメラ検知システム、IPネットワーク対応の音声双方向通信機能などが搭載されている。
無線カメラ検知システムは、ATMに無線カメラが設置された場合、無線カメラが利用する特定の周波数をキャッチしてサポートセンターに警告するほか、無線カメラが映している映像を傍受することもできる。その際、設置した犯人を威嚇するために双方向音声装置から警告音などを発することも可能である。
サポートセンターは異常を顧客に知らせるほか、顧客が契約している防犯会社などへも通報する。ゴルフ場のロッカールームでの犯罪にも効果的であり、銀行ATM以外にも幅広く応用できるとしている。
監視カメラの画像認識システムでは、最大30フレーム/秒の撮影によりセキュリティルームなどへの共連れ入室の検知・対応などもできるという。金融機関では監視画像の2年間分の画像保存が義務付けられているが、これにも対応しているという
情報漏えい防止のポイントは▽入退室管理や生体認証などの物理面でのアクセス制御▽ファイルアクセス制限やデバイスの利用制限などのソフト面でのアクセス制御▽ログ取得などのトレーサビリティの確保と抑止効果の3点があるが、Webvisor IIIは最初の物理面でのアクセス制御に役立つ。
無線カメラ検知システムに関しては、すでに複数の金融機関から引き合いがきているという。


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