松下電器産業 パナソニック システムソリューションズ社は、フルIP対応のセキュリティシステムラインナップ「i-pro(アイプロ)シリーズ」のネットワークカメラとして、メガピクセル型の「RP-NP1000」(希望小売価格:240,000円)と、普及型の「RP-NP244」(94,000円)、「NP244V」(108,000円)を、それぞれ06年1月25日から新発売する。レンズは別売り。RP-NP1000は年間8,000台、RP-NP244とRP-NP244Vは年間計15,000台の生産を見込んでいる。 |
|
本製品は、同社が監視カメラシステム事業で培ってきた独自の画像処理、画像圧縮 |
・伝送技術を活かし、IPネットワーク上でもセキュリティカメラにふさわしい高画質 |
・高解像度の映像を実現したもの。運用コストのさらなる低減も図り、フルIPシステムに期待される要望の多くを実現している。 |
i-proシリーズは、松下電器グループが提唱するIP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応しており、複数地点を結ぶ遠隔監視から大型施設の統合監視まで、多様な用途に柔軟に活用できる。 |
|
主な特長は次のとおり。 |
|
(1) セキュリティ用途に応える高品位な映像 |
3機種ともにプログレッシブスキャンCCDを搭載し、優れた動画性能を実現。メガピクセル型のRP-NP1000は、125万画素CCDによる高精細な映像(最大1,296(H)×966(V)<同社従来商品比4倍>)、およびパナソニック独自の専用LSIによる高感度(最低照度lx)を実現。また3機種ともに電子感度アップ機能を搭載し、薄暗い場所での監視にも対応。さらに最大30枚/秒の高レート動画伝送(RP-NP1000はパーシャルスキャンモード時)で、きめ細かなモニタリングや事後検証が可能。 |
|
(2) さまざまな監視用途・形態に柔軟に対応する運用性と工事性 |
3機種とも、MPEG-4/JPEG双方の画像圧縮方式に対応するデュアルエンコーディングが可能で、MPEG-4での高速動画モニタリングと、JPEGでの高精細画像配信を両立している。例えば、リアルタイムでのモニタリング時はMPEG-4、高画質での画像記録にはJPEGといったように用途に応じた使い分けができる。MPEG-4の配信方式は、ユニキャスト/マルチキャストのいずれも選択可能。マルチキャスト方式を用いると、同一のサブネット内で複数のPCによるモニタリングを行っても滑らかな映像で監視が行える。また音声(集音)機能の搭載により、より詳細な現場状況の把握を実現。SDメモリーカード用スロットも搭載しており、FTP定期送信時にネットワークに障害が発生した場合、自動的に転送データをバックアップとして保存する。 |
その他、RP-NP1000は、カラー/白黒切替機能、VMD(ビデオモーションディテクター)機能、カメラへのいたずら検知機能、プライバシーゾーン機能など従来の同社製監視カメラに搭載されてきた機能を継承。また、フォーカス調整の簡略化を実現するABF(オートバックフォーカス)機能も搭載し、優れた運用性と工事性を実現している。 |
RP-NP244/NP244Vは、電源・映像・音声の伝送がケーブル1本で可能なPoE(Power over Ethernet)受電方式を採用し、優れた工事性を実現。導入時や拡張時の省力化を図っている。 |
|
(3) IP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応 |
3機種ともに、IP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応。これは、松下電器グループが提供している映像監視、情報配信などのAV系システムや情報系システム、生体認証システム、および防災、照明、空調などの設備系システムを、ひとつのエリアあるいは施設で連携・統合する構想で、一段と高度なセキュリティシステムの構築を実現。 |
 |