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日立が“取っ手握るだけで本人確認”する新型指静脈認証装置を開発 |
日立製作所は17日、指の静脈パターンによって個人を識別する“グリップ型”の装置の開発に成功したと発表した。自動車や住宅、金庫のドアに内蔵してハンドル部分を握ると自動で開錠する。鍵が不要になるため、鍵の偽造や盗難による自動車窃盗や住宅侵入などの被害が防ぎやすくなるとしている。 |
開発した装置は、指の甲側の静脈パターンで本人を認証する。取っ手部分に埋め込んだ光源で指を照射して内部の静脈の模様を浮かび上がらせ、ドアの本体に内蔵したカメラで撮影する。事前に装置に登録した静脈パターンと照合する。 |
パソコンの利用者認証や入退室管理向けに開発した従来の装置は、指の腹側の静脈パターンで認証していた。取っ手を握ると血管が圧迫されて静脈の模様が安定しないため、正しく認証できなくなる問題があった。 |
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