| 日本テキサス・インスツルメンツ（株）（Ｋ．バラ社長、略称：日本ＴＩ）は２８日、次世代の指紋認証テクノロジーの評価・開発を支援する業界初のマルチ・プラットフォーム指紋認証システム開発ツール（Ｆｉｎｇｅｒｐｒｉｎｔ Ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｔｏｏｌ 、以下「ＦＡＤＴ」）を発表した。この新しいソリューションは指紋認証に必要な、複雑な画像処理に最適なデジタル・シグナル・プロセッサ（ＤＳＰ）を活用しており、より高い精度の認証システムの開発に役立つ。 |
| 「ＦＡＤＴ」は、以下のものが含まれている。・Ｆｉｎｇｅｒｐｒｉｎｔ ＣａｒｄｓＡＢ社の指紋センサを搭載したドータ・ボード。・「ＴＭＳ３２０Ｃ５５ｘ」および「Ｃ６７ｘ」用指紋センサ・ドライバソフト、および「Ｃ６７１３ＤＳＫ」で動作するＦｉｎｇｅｒｐｒｉｎｔ ＣａｒｄｓＡＢ社の評価版指紋認証デモソフトを含むＣＤ。 |
この開発ツールは、「ＴＭＳ３２０Ｃ５０００（ＴＭ）」ならびに「ＴＭＳ３２０Ｃ６０００（ＴＭ）」プラットフォーム搭載のＴＩのＤＳＰスターター・キット（ＤＳＫ）ならびに評価モジュール（ＥＶＭ）に上記ドータ・ボードを差し込むことにより、全機能内蔵の指紋認証システムの開発環境を構成することができる柔軟な開発ツールである。この柔軟性により「ＦＡＤＴ」は、エントリ・レベルおよび経験豊富な技術者が広範囲の統合ソリューションを選択できる理想的な開発ツールとなっている。この開発ツールに対応するＤＳＫ、ＥＶＭは次のものである。
・ＴＭＳ３２０Ｃ５５１０ ＤＳＰスターター・キット。
・ＴＭＳ３２０Ｃ６７１３ ＤＳＰスターター・キット。 |
| ＯＥＭおよびバイオメトリクス製品の製造各社は、サードパーティのＦｉｎｇｅｒｐｒｉｎｔ ＣａｒｄｓＡＢ社と直接ライセンス契約を行って機器製造のためのアプリケーション・ソフトウェアが使用できる。また、ＴＩの広範囲のサードパーティ・ネットワークからのサポート・ソフトウェアも直接ライセンス使用できる。 |
| この開発ツールは28日から、ＴＩの販売特約店で２９，８００円で受注を開始し、「Ｃ５５１０」、「Ｃ６７１３」の各ＤＳＫは４９，８００円で供給中である。 |
| ※テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについ
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| テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、ＣＥＯ：トム・エンジバス、略称：ＴＩ）は、グローバルな半導体企業であり、デジタル情報家電、ワイヤレス、ブロードバンド市場に向けたＤＳＰ（デジタル・シグナル・プロセッサ）とアナログＩＣを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、Ｓ＆Ｃ（センサーズ＆コントロールズ）事業、Ｅ＆ＰＳ（教育関連）事業を展開、世界２５ヶ国以上に製造・販売拠点を持っている。 |
| 日本テキサス・インスツルメンツは、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤである。資本金は３６２億５，０００万円。大分県日出、静岡県小山、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがある。 |
