マスプロ電工は、家庭でテレビ放送を見ているときでも監視センサーが感知すれば自動的にテレビ放送が監視映像に切換わったり、自動的にビデオに録画できる全く新しいホームセキュリティー「テレビ監視システム |
見張見聞録(みはりけんぶんろく)」を10月上旬から順次発売する。監視カメラからの信号を既存のテレビ配線をそのまま利用して伝送し、受信機MRE2を接続したテレビやビデオデッキで監視画面の自動切換え、または自動録画などを行うもの。設置工事も簡単にでき、玄関・軒先の監視、ガレージの監視、店舗・事務所の監視、乳児・老人の見守りなど用途は様々。 |
本システムは、(株)村上開明堂と共同開発したもので、マスプロ電工は拡大する防犯市場に販売していく。マスプロ電工は、監視カメラを接続すれば家中のテレビでモニター監視ができるAV変調器VMD3Mを昨年から発売しているが、今後も既存のテレビ配線を利用した今までにないセキュリティーシステムを提案していくとしている。 |
マスプロ電工が本システムを開発したのは、玄関先の監視、ガレージの監視、店舗・事務所の監視、乳児・老人の見守りなど様々な場面で監視したいという市場の要望は多くあったが、既存の建物に新たに監視カメラの配線をすると手間がかかり、ケーブルが露出するため部屋の美観を損なうことがあった。そこで既存のテレビ配線を利用し、監視カメラの映像を専用モニターではなく、テレビのある部屋ならどこにいても監視ができるセキュリティーシステムを村上開明堂と共同開発したもの。 |
主な特長は次のとおり。 |
(1)マスプロだけの受信機により多様な機能を実現 |
赤外線センサーが訪問者を感知すると、受信機のアラーム音が鳴り、訪問者を知らせる。視聴しているテレビ番組が即座に監視映像に自動的に切換わるのでリアルタイムで訪問者が確認できる(画面自動切換機能)。また、事前にビデオを設定しておけば、センサーが訪問者を感知すると自動的に録画することもできる(自動録画機能)。 |
(2)警告音により侵入者を威かく |
赤外線センサーが侵入者を感知すると警告音を発生させ、威かくすることもできる。 |
(3)集音マイク内蔵高感度CCDカメラを採用 |
高感度25万画素カラーCCDを採用しているので、きれいな映像が得られる。また1.5ルックスの明かり、あるいは赤外線でも映像(白黒)が得られるので、夜の暗闇での監視にも効果を発揮する。さらに集音マイクを内蔵しているので映像信号と共に音声信号も出力する。またレンズカバーガラスは汚れや水滴を付きにくくする特殊コーティングと一定の温度以下になると作動するヒーターにより雨・雪に強く、屋外でも安定した映像で監視できます。 |
(4)長距離伝送が可能 |
従来の監視カメラケーブルは通常、専用線を使用して20m程度が限界だったが、マスプロのテレビ監視システムは変調器でテレビ信号に変換し、同軸ケーブルを使用しているので、50m程度の配線が可能。途中でブースターを取付ければ、さらに長距離伝送が可能になる。 |
(5)CCDカメラ・変調器の増設が可能 |
CCDカメラと変調器は、それぞれ2台まで増設できるので、いろいろな場所のカメラ映像がテレビのある部屋ならどこでも見たり録画したりすることができる。 |
(6)異常お知らせ機能 |
万一、侵入者にケーブルを切断された場合や機器の不具合などで画像が正常に出なくなった場合、宅内の受信機からアラーム音が鳴り異常を知らせる。 |
本システムの構成機器の価格(税込)は次のとおり。 |
・CCDカメラ(型式MCC3)52,500円 |
・センサー付CMOSカメラ(MSC2)39,900円 |
・赤外線センサー(MRS2)10,500円 |
・変調器(MMD2)14,700円 |
・受信機(MRE2)23,100円 |
・電源部(TMP10DC)16,800円 |
・ACアダプター(TM-PS15V)4,200円 |