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応用地質が記録装置付監視カメラ「OYO Security Hitomi」を販売開始

応用地質(東京都千代田区)は、このほど記録装置付監視カメラの販売を開始した。これは同社計測機器事業部門のセキュリティ市場向け新製品の第一弾。製品の出荷は今月末の予定で、05年は500台、06年は3,000台の出荷を見込んでいる。
同社は、地盤に関する技術サービスを中心とした調査部門と地盤の調査、探査、モニタリング機器を製造・販売する計測機器事業を主軸としているが、このうち計測機器部門は日本における地盤調査、探査用機器の総合メーカーとして地盤の物理特性や力学特性を把握する計測機器を40年以上にわたり製造、販売してきた。また最近の10年間は、防災・環境関連のモニタリング機器事業にも注力してきた。
セキュリティ機器の世界市場は、毎年10%以上の成長を続けているといわれており、同社は、これが海外子会社を含む同社が有する各種センサー技術が優位性を発揮できる市場でもあるとみて進出することにしたもの。
同社はこれまでにも、地すべり、斜面崩壊、河川の氾濫等を遠隔地から監視し、異常が発生した場合には、警告を電子メールを利用して送信する「i-SENSOR」シリーズを販売してきた。今後は一般事業所や家庭の防犯に関わる侵入検知・監視機器を計測機器事業の第三の柱として育成すべく取り組んでいく。
セキュリティ市場における侵入検知・監視機器としては、現在は簡便な接点式センサーやビデオモニター装置が主流だが、この分野に対して同社の得意とする地盤や構造物の内部を探るレーダー技術、さらには地下資源探査装置で培った高感度な振動センサーや磁気センサーを組み合わせた製品の開発も計画しており、今後は市場への参入を加速するために積極的な提携なども念頭に経営資源を投入していく。
今回、販売を開始する記録装置付監視カメラ、「OYO Security Hitomi」は、広く一般事業所や家庭への販売を目指した製品で、自宅の玄関やベランダ、カーポート、マンションのエレベータ、ゴミ捨て場、事業所や学校などの管理区域、倉庫、無人店舗などの監視など、年々より身近になってきた犯罪に対応するためのポータブル監視カメラである。
「OYO Security Hitomi」は、カメラとモーションセンサー、そして記録装置で構成されている。取付けも簡単で、集中監視室を必要としない独立型のポータブル装置なので初期投資も少なく、手軽に設置することができる。その他、次のような特長がある。
(1)モーションセンサーにより、人の動きを検知して、その瞬間だけ画像を撮影・記録するので、膨大な記録データを保管したり、再生したりする必要がない。
(2) 内蔵するフラッシュメモリカードには、標準2,000枚(最大8,000枚)の静止画像と撮影時間を自動的に記録する。
(3) 特別な画像再生装置は不要で、通常のテレビモニターやパソコンで再生できる。
(4)準動画モードでは、約30秒間の連続撮影が可能。
(5)テレビモニターに常時接続すればリアルタイムで映像を見ることも、またビデオ録画もできる。
(6)カメラ部分は防滴構造で、そのまま屋外へ設置できる。
「OYO Security Hitomi」の推奨小売価格は74,800円(税別)で、ホームセンターや家電量販店などの一般小売店、住宅及びエクステリア関連企業やマンション管理会社、そしてインターネットなどを通して販売することを計画している。


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