チェックポイントシステムジャパンでは、無線ICタグを活用した文書管理用パッケージ・システム「IFS スタンダードパック」の販売を開始した。 本パッケージは、蔵書管理システム「インテリジェント・ライブラリー・システム」の導入ノウハウを基に開発したもので、データベースや各種アプリケーションなどのソフトウェアに加え、1万枚の無線ICタグ、ICタグ読取装置を内蔵した「セキュリティ・ゲート」などで構成されている。無線ICタグは三菱マテリアルから、アプリケーションはエヌ・アンド・アイ・システムから提供され、同社は営業活動と導入時のコンサルティングを展開する。 |
具体的には、無線ICタグを貼り付けた書類を読取装置で読み取ると、タグに記録されているID情報が自動的にサーバに送信され、貸し出し状況などを一元的に把握できる仕組みになっている。 |
書類の貸し出し状況は、PCのWebブラウザからサーバにアクセスして容易に閲覧することが可能。また、セキュリティ・ゲート(万引き防止装置)を設置することによって文書の不正持ち出しを抑制する効果も期待できる。また、専用の読取装置を用いれば、キャビネットに保管された複数の書類を自動的に点検し、保管状況を確実に把握できるようにもなるとしている。 |
価格は980万円。今年12月には生態認証システムとの連携機能が追加され、2006年3月には価格を半額程度に抑えた小規模パッケージが発売される予定。同社では、金融機関や法律事務所などをターゲットに今後3年間で300システムの販売を目指すとしている。 |