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大阪ガスセキュリティサービスが「安否確認(見守り)機能付き緊急通報システム」を発売

大阪ガスグループの警備会社・大阪ガスセキュリティサービス(OSS)は、このほど、立山科学工業と共同でITを活用した先進的な「安否確認(見守り)機能付き緊急通報システム」を開発し、自治体および個人向けに8月1日から発売する。なお、個人向けには、「おまもりコ-ル ハイパー」(仮称)として発売する。
本年7月1日から福井県敦賀市で約500戸を対象に本システムを先行導入する。6月末迄に全戸に導入完了予定。現在、敦賀市では、主に一人暮らしの高齢者向けに緊急通報サービスを提供しているが、福祉サービスの高度化の一環として、より先進的な本システムを採用することになり、電話確認や出動要請などの緊急通報サービス全般の提供についてもOSSに委託する。自治体での今回のような先進的な見守りサービスの導入は全国でも初めての試み。
一般的に多くの自治体で採用されている緊急通報サービスは、利用者が体調の異変や怪我などで緊急事態に陥った時に、利用者宅に設置された緊急ボタンを押すと、自治体の委託した受信センターに自動通報(緊急通報)される。そして、必要に応じて緊急出動員が利用者宅に駆けつけ、また状況に応じて救急車手配などの適切な処置を施す。
今回開発したシステムは、住戸内に通信機能付きセンサーを設置し、毎日の暮らしの中での利用者の活動量を計測することで、利用者に意識されることなく生活状況を見守れる機能を新たに搭載した。また必要に応じて、その情報を携帯電話への電子メールで知らせることも可能。
本システムの特長は、以下のとおり。
(1)通信機能付きセンサーによる先進的な見守りシステム
住宅の玄関、居間・台所、寝室などにセンサーを設置し、利用者の外出・帰宅や、室内での動きを受信センター側で把握しデータを蓄積する。
室内で一定時間動きがない場合には、自動的に受信センターに安否確認の通報(安否通報)を行い、受信センターから利用者宅への電話確認、必要に応じての緊急要員出動や状況に応じて救急車の出動などを要請する。
(2)安否通報の検知時間は、利用者の生活パターンに応じて設定可能
検知時間の基本パターンは、(1)午前7時から午前10時までの3時間で2時間以上動きがない場合と、(2)午前10時から午後9時までの11時間で4時間以上動きがない場合に異常と判断する。個別設定も可能なため、利用者の生活パターンにあわせた、よりきめ細やかな見守りが実現できる。
(3)利用者の体力変化がデータで定量的に把握できる
室内における利用者の活動量データ※を蓄積するため、当月と前月1ヶ月、前年同時期などの比較を通し、利用者の体力的な変化を知ることができるとともに介護予防に活用することも可能。
※センサーによる居宅内の存在場所、検知回数の集計、検知回数の推移データ
(4)地域の関係者だけでなく、遠くのご家族も安否状況が確認できる
利用者の承諾があれば、活動量データを予め登録された家族などもインターネットを通じて入手でき、日々の安否を確認することが可能。併せて、緊急通報や安否通報時に予め登録された家族などの携帯電話への電子メールで通報することも可能。
本システムのサービス料金(予定)は次のとおり。
○個人向け:標準的な仕様(レンタルプラン)の場合
・初期費用(工事代等・目安):約4万円程度~
・月額料金(目安):約4,000円/件~
※但し、設置環境やシステム構成により料金は異なる。
○自治体向け:自治体毎に仕様・規模が異なるため個別に設定。


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