松下電器産業 パナソニック システムソリューションズ社では、今月15日から新しい「SD(スーパーダイナミック)-Ⅲシリーズ」の監視カメラとしてカラーシステムカメラWV-CP480/WV-CP484(いずれも157,500円)を新発売したが、従来品に比べて一段と高画質化(自然画質)、高感度化を実現したとして好評で、引き続いて発売予定となっているドーム型プリセットコンビネーションカメラWV-CS950(504,000円)とカラーテルックカメラWV-CP180(115,500円)に期待が寄せられている。価格は税こみ。 |
今回の「SD-Ⅲシリーズ」の監視カメラでは、より鮮明な映像での撮影を実現するため、128倍ダイナミックレンジ、感度、解像度の基本画質性能の向上に加え、簡易自動追従、画ゆれ補正、カメラ妨害検知などのインテリジェント機能を搭載し、従来方式のカラーカメラに比べ大幅に性能・機能を向上させている。また、ドーム型カラーコンビネーションカメラ、カラーテルックカメラ、カラーシステムカメラの3機種のカメラに採用し、使い方やシーンにあわせた柔軟なシステム設計に対応できる。 |
このため、画質の向上とニーズに合わせた多様なシーンでの活用が可能となった。 |
基本的な主な特長は次のとおり。 |
1)スーパーダイナミックⅢ方式で、より自然な画像を追求 |
従来方式のダイナミックレンジ64倍を128倍へ拡大し、外光が差し込む室内撮影など照度差の激しい場所での使用も、従来方式以上の自然画で撮影できる。また、従来はエリアを4つに分けて階調計算をしていたために部分的な画質劣化が発生していたが、新方式では被写体の明るさにあわせた画素ごとの階調計算・画像合成最適化し全領域補正する任意領域対応型スーパーダイナミックⅢ方式を開発し、被写体のより自然な画像を実現した。 |
2)動き適応デジタルノイズリダクションで、さらなる高感度を実現 |
基本性能として、従来方式に比べて感度を向上させ暗い場所でのより鮮明な撮影を可能にした。例えば車のライトなど動きのある部分に像を残してしまっていた従来のカメラを改善。動き適応デジタルノイズリダクションで動きのある部分を検知し残像レスを実現した。 |
3)水平解像度540TV本で視認性を向上 |
新開発の画像処理LSIに高精度の画像デジタルフィルタを搭載し水平解像度540TV本(typ.)を実現。従来カメラ(480TV本)に比べ、優れた視認性を確保できるようになったた。 |
3機種の個別の新機能は次のとおり。 |
1.ドーム型プリセットコンビネーションカメラ「WV-CS950」 |
・水平解像度を従来品の480TV本から540TV本(typ.)へ改善 |
・感度を従来比2倍に向上。低照度画質を改善(最低照度1 lx⇒0.5 lx) |
・光学30倍ズーム+10倍デジタルズームが可能(従来光学22倍) |
・簡易自動追従機能の搭載により、動きのある被写体を自動で追従 |
・カメラ向きの変更、スプレー噴射、布をかぶせるなどの行為を検知する、カメラ妨害検知機能搭載 |
・画ゆれ補正機能搭載 |
2.カラーシステムカメラ「WV-CP480」(AC100V)/「WV-CP484」(AC24V・DC12V) |
・水平解像度を従来品の480TV本から540TV本(typ.)へ改善 |
・感度を従来比1.5倍に向上。低照度画質を改善(最低照度0.8 lx⇒0.6 lx) |
・オートバックフォーカス機能搭載で白黒切換え時のフォーカスズレを解消 |
・コントローラーとのシステムでバックフォーカスの遠隔調整が可能 |
・カメラ向きの変更、スプレー噴射、布をかぶせるなどの行為を検知する、カ |
メラ妨害検知機能搭載 |
・プライバシーマスクの設定が可能 |
・画ゆれ補正機能搭載 |
3.カラーテルックカメラ「WV-CP180」 |
・水平解像度を従来品の480TV本から540TV本(typ.)へ改善 |
・感度を従来比1.5倍に向上。低照度画質を改善(最低照度0.8 lx⇒0.6 lx) |
・カメラ向きの変更、スプレー噴射、布をかぶせるなどの行為を検知する、カ |
メラ妨害検知機能搭載 |
・プライバシーマスクの設定が可能 |
・画ゆれ補正機能搭載 |