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日立ソフトが指静脈認証装置の業界最小化に成功
~「静紋(じょうもん)」で製品化を目指す~

日立ソフト(東京都品川区)は19日、偽造の難しい指の静脈パターンを利用して本人を認証する指静脈認証システムの小型化に成功したと発表した。業界において最小のサイズとなるもので、同社では「よりユーザーニーズに合ったバイオメトリクス本人認証が実現できるようになった」としている。
同社は、03年12月から指静脈認証システム「静紋」をPCログインやネットワークアクセス管理用途向けにITセキュリティソリューションとして提供してきた。
目に見えない静脈パターンを活用しているので偽造による“なりすまし”が困難で、かつ認証精度は極めて高いのが特長だったが、認証装置の小型化が強く望まれていた。
そこで今回の指静脈認証装置では、日立製作所中央研究所が開発した開放型の指静脈認証技術を基本とし、静脈パターンを撮影する光学ユニット部の小型化を図ることにより、従来の認証装置の約1/3(同社体積比)まで小型化(95mm(奥行き)×79mm(幅)×55mm(高さ))を実現したもの。
小型化に伴う認証速度、認証精度の低下はないため、静脈認証のメリットである万人性や指紋認証と比較した認証精度の高さなどの特徴を損なわずに本人認証を行うことが可能だという。
同社では、今回開発した認証装置を指静脈認証システム「静紋」に適用することにより、
(1)PCログインやネットワークアクセス管理などの情報漏洩防止ソリューション分野への静脈認証技術の拡大普及
(2)静脈認証開発キットを組み合わせた既存ベンダーソフトウェア製品への静脈認証技術の提供
など、ユーザーならびにシステムインテグレーターに強固な本人認証を実現するソリューションを提供することができるとしている。


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