株式会社バーテックスリンク(以下バーテックス リンク社、本社:東京都千代田区、木佐谷 康代表取締役社長)と、業務用プログラム開発、パソコン機器販売を行っている株式会社サークルワン(以下サークルワン社、本社:大分県別府市大字鉄輪784-8、一丸 敏雄代表取締役社長)と業務提携し、遠隔監視カメラシステムの販売に取り組むことで、物理セキュリティ市場に参入することになった。 |
今回の提携では、ホームセキュリティや遠隔監視カメラシステムなど様々なシステム開発の実績を持つサークルワン社と、動画配信やネットワークセキュリティ分野で先進的なソリューションを展開しているバーテックス リンク社の販売力が結びつくことにより、見取り図との連動や共同監視といった特徴を持つ遠隔監視システムをSIerを中心とした幅広いチャネルで営業展開し、物理セキュリティ市場への早期参入を計画。バーテックス リンク社では、従来のネットワークセキュリティビジネスに物理セキュリティを加えることにより、ユーザの幅広いニーズに対応し、3年後には30億円の事業に成長させる計画。両社では、セキュリティ市場を一般住宅、学校や商店街を含む一般施設、介護施設の3つのカテゴリに分け、サークルワン社はホームセキュリティシステムと遠隔監視カメラシステムのアプリケーション開発を担当し、バーテックス リンク社は、導入コンサルティング、アプリケーションのカスタマイズ、エンドユーザーや販売チャネルに対する営業活動を行う。 |
サークルワン社が開発した遠隔監視カメラシステムは、監視カメラの設置点を示した見取り図と連動し、マウスでクリックするだけで設置点の監視カメラからの映像を見ることが可能。Webベースのシステムのため、認証されたユーザーがPCの専用ブラウザを使ってどこからでも監視できる「共同監視」を大きな特徴とし、各種センサーとの連動も可能。また、監視カメラをはじめとする周辺端末はメーカーを選ばないので、これまで利用していた監視カメラを再利用できるといった、コスト面でも有利になるという。 |
一方、ホームセキュリティシステムは、非常通報機能を備えた最新型介護・警備電話システムで、専用のセンサーがドア・窓からの侵入者や室温上昇による火災を感知した場合、自動的にこの電話システムが家族へ緊急通報する仕組みになっている。また家庭内の浴室に取り付ける非常ボタンや、子供やお年寄りが非常事態発生時に外部へ助けをもとめることができるリモコンがセットになっており、非常時にはそれぞれがこのシステムを通じて自動的に外部へ通報する従来のホームセキュリティシステムに比べ、初期の導入費用が格安でしかも機材の設置も簡単なため、一般家庭で手軽に導入することができるシステムという。 |
なお、遠隔監視カメラシステム、ホームセキュリティシステムの概要は下記の通り。 |
「遠隔監視カメラシステム」 |
、監視員がモニタの前で常にチェックをするのではなく、システムへのアクセス権を持つ関係者がいつでもどこでも、ネットワーク環境さえあれば映像を見ることができる、「共同監視」が可能になる。例えば、学校内に設置した監視カメラからの映像をネットワークを経由して、学校職員だけではなく、認証が許可された保護者も同時に、いつでも見ることが可能になる。 |
また、従来監視システムを構築しようとすれば、膨大なインフラコストが必要とされていたが、今回バーテックス リンク社が提供するシステムは、既存のアナログカメラを一部そのまま活用することも可能で、安価にそして手軽に導入することが可能になる。今 |
「ホームセキュリティシステム」 |
従来のホームセキュリティシステムは、その設備やメンテナンスに多くのコストがかかったが、同社では、初期費用の負担を軽くし、多くの人々が手軽にホームセキュリティシステムを導入していけるよう環境を整え、これまでとは違った新たな市場の開拓を図っていく予定。 |