ニッセイ同和損害保険(須藤 秀一郎社長)は17日、増え続ける侵入窃盗被害に備えるため、盗難補償に重点をおいた家財専用火災保険「ホームぴたっと家財安心プラン」を開発し、8日1日より販売すると発表した。 |
本商品のポイントは以下のとおり。 |
(1)新品価額で保険金支払:盗難にあった場合、同等の物を買い直す費用を補償 (2)現金・預貯金も補償:現金は20万円を限度に、預貯金口座からの引き出し被害は200万円を限度に補償 (3)貴金属も30万円を限度に補償(契約時の申告不要):1点30万円を超える貴金属・宝石等は、契約時の申告なしに、30万円を限度(時価額)で補償 (4)盗難の再発防止費用を補償:盗難に遭った場合のドアロック交換や防犯ガラス・カメラ等の設置費用を10万円限度に補償 |
本商品を開発したのは、増加する"侵入窃盗被害"への対策のためである。「ピッキング」や「サムターン回し」など新たな手口が次々に生まれ、全国の侵入窃盗被害は5年前の約1.5倍にまで増加し、平成14年は約19万件、3分間に1件の割合で発生していることになる。 |
そのため、ピッキング等を防止する錠前への付け替えや警備会社とのセキュリティー契約の締結などが注目を集めているが、その一方で、「"いざ自分が盗難被害にあってしまった"場合に備える損害保険」が身近にあることへの意識が十分に浸透しておらず、盗難を補償対象とする火災保険を含む「家財の火災保険」の加入率は35%程度(※)に止まっている。 同社の事故原因別保険金支払件数において、盗難による支払件数割合は家財の火災保険全体の51%と半分以上を占めており、"盗難被害"に備える保険が多くの人々の役に立っている。 |
新商品「ホームぴたっと家財安心プラン」は、盗難に対する補償に重点を置き、被害にあった人にとって必要な補償は何か、その後にとるべき対策は何かをコンセプトに開発したもの。自宅を留守にする機会が増える夏休みである8月を発売開始時期とすることで、「身近な"盗難被害"に備える保険」として積極販売する。 |
補償内容は次のとおり。 |
(1)保険金は新品価額で支払い 従来型の火災保険では、実際の家財の価額より下回って保険金額を設定していた場合には支払われる保険金が削減されたり、全損時の再購入費用の全額が支払われない場合があったが、「ホームぴたっと家財安心プラン」では、保険金額を限度に、実際に必要となる修理費用や新たに同等の物を再購入する費用を支払う(新価実損方式を採用)。 |
(2)現金・預貯金も補償 自宅内の現金が盗まれたり、盗まれた預貯金証書・CDカード(現金自動支払機・現金自動預入支払機用カード)により預貯金口座から現金が引き落とされた場合、現金は20万円、預貯金は200万円を限度に損害を補償する。 |
(3)貴金属等も30万円を限度に補償(契約時の申告不要) 従来、1点30万円を超える貴金属、宝石等について補償の対象とする場合には契約時の申告が条件だったが、「ホームぴたっと家財安心プラン」では申告なしに1点ごとに30万円を限度に(時価額で)補償する。なお、1点30万円を超える貴金属、宝石等を1点ごとに時価額での補償を希望する場合には、契約時に申告するオーダーメイド型商品もある。 |
(4)盗難の再発防止の費用までカバー 「盗難被害に備える保険」として、貴金属等の盗難補償のほか、その被害後に再発を防止するために負担したドアロックの交換費用や防犯シャッター、侵入者探知センサーなどの防犯装置の設置費用を、保険期間中を通じて10万円を限度に支払うするなど、盗難被害時の補償を充実させている。 |
(5)日常生活上のさまざまなリスクもサポート 盗難以外に「子供が誤ってソファー等の家財を汚してしまった」といった破損・汚損事故も補償の対象となる(1事故3千円が自己負担に、30万円が支払い限度額となる)。 また「子供が誤って自転車で他人にケガをさせてしまった」といった日常生活における賠償事故や、自宅の火災、破裂・爆発によりお隣りの住宅や家財に損害が生じた場合に保険金を支払う「お隣安心プラン」(個人賠償責任担保特約+類焼損害等担保特約)もセットされている。そのため、小さい子どもがいる家庭、マンション等に住んでいて近所への類焼事故や階下への水漏れ事故が心配な人にとっても魅力的な商品設計をしている。 |
3.販売方針 昨年10月に発売した住宅安心総合保険「ホームぴたっと」は、幅広い基本補償に加えて、豊富なオプション(例:ストーカー被害に伴う引越費用の補償など)や住まいの形態にあわせた各種プランを用意し、平成14年度の販売実績が40億円とお客さまに好評を得ている。今回発売する「ホームぴたっと家財安心プラン」は火災保険のコア商品として、ニッセイ保険口座に加入しているお客への保険料割引制度(口座で割引※)という同社独自のサービスを活かし、ニッセイグループ全体で積極的なご提案を図っていく。 ※日本生命の生命保険にご加入いただき、保険口座を開設されている場合には、火災保険の基本保険料部分が2.5%割引となる火災保険「口座で割引」が適用される。 |
4.保険料例 ・鉄骨鉄筋コンクリート造マンション ・賃貸住宅 【ご契約金額:家財一式500万円】 一時払保険料(「口座で割引」適用):11,360円(11,210円) 地震保険料:4,380円 ・木造一戸建て住宅 ・持ち家 【ご契約金額:家財一式1,000万円】 一時払保険料(「口座で割引」適用):26,300円(25,800円) 地震保険料:17,750円 |
※保険期間1年一時払保険料。 ※個人賠償責任担保特約(支払限度額5千万円)・類焼損害等担保特約(支払限度額1億円)・貴金属等支払限度額設定特約(家財担保条項用)・防犯対策費用担保特約(家財担保条項用)を自動付帯。 ※賃貸住宅の場合には、借家人賠償責任担保特約(支払限度額2千万円)・修理費用担保特約を付帯した保険料。 ※地震保険料は東京都にお住まいで地震保険をご契約金額の50%で付帯する場合。 ※ご契約金額500万円は夫婦お二人の世帯、1,000万円は夫婦お二人+子供お二人の世帯が所有する家財一式の標準的な価額からみた当社のおすすめプラン。 |