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サイレックス・テクノが指紋センサーで本人確認する専用ソフト発売

サイレックス・テクノロジー(大阪府東大阪市)は、同社独自のアルゴリズムに基づく指紋認証技術を使ったWindows専用ログオン・セキュリティ管理ソフトウェア「SXバイオメトリックススイート」を9月1日から新発売する。
企業ネットワークでは、遠隔事業所や取引先、リモートユーザといった様々な外部ネットワークとの接続機会が増えている。インターネットの普及により、社内ネットワークと外部ネットワークの接続の利便性は格段に向上したが、一方で外部からの不正アクセスや、モバイルPCには盗難・紛失・不正アクセスなどによる個人データ漏洩のリスクも高まってきている。また03年5月に成立した個人情報保護法関連5法が05年4月にも全面施行される。
これまでルールが明確でなかった企業の個人情報の取り扱いが法律で決められることになり、違反した企業には罰則が科せられる。顧客データの漏洩が社会問題として騒がれるなか、万一の事態に備え企業が取り扱う重要な個人データはデータの暗号化やその処理に携わる従業員のアクセス権の管理を強化することが急務となってきている。
新製品は、同社独自の指紋特徴点抽出方式を採用し、本人拒否率(FRR)=0.1%、他人誤認率(FAR)=0.001%(実測値)の正確な照合を行い、極めて高いレベルでの個人認証を提供する。旧製品から機能アップし、更に高精度で使いやすくなった。従来のユーザ名やパスワードを入力する代わりに、指紋認証により正確に素早くWindowsにログオンができる機能に加え、新たに指紋認証を利用した機密データ管理や個人デジタル情報の保護が瞬時に簡単に行える機能を追加した。
新製品の特長は次のとおり。
(1)Windowsログオン
ユーザ名やパスワードを入力する代わりに指紋認証により正確に素早くWindowsにログオンできる。ログオンするユーザを選択する必要はなく、指紋センサに指を置くだけでユーザを特定し、そのユーザでログオンする。ICカード併用版では、ICカード内の指紋データとの照合によりユーザを特定する。
(2)ドメイン環境にも対応
ドメイン環境にも対応している。ローカル/ドメインへのログオンも簡単に切り換えることができる。 指紋認証後にログオン先を選択し、パスワードを入力するといった使い方もできる。
(3)ファイル/フォルダや任意アプリケーションをプロテクト
秘密データの管理や、プライベートなデジタル情報の保護が瞬時に簡単に行える。また特定のアプリケーションソフトを、使用権限を持った人だけが実行できるよう設定できるアプリケーションロック機能も装備している。
(4)スクリーンセーバーロック
コンピュータのロック状態からも指紋認証でロック解除できる。システムトレー(タスクバー右端)のアイコンをダブルクリックし、即座にスクリーンセーバーロックを起動することもできる。ICカード併用版では、ICカードを抜けば自動的にスクリーンセーバーロックがかかる。
(5)簡単パスワード入力
アプリケーション起動時のパスワードや、会員専用のホームページなどのパスワード入力を指紋認証することで代理入力することができる。覚え難い会員ID番号やパスワードを、メモを見ながら入力する必要がなくなり、覗き見される心配も解消される。


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