沖電気工業は、このほど高画質・低遅延の映像をIP(インターネット・プロトコル)ネットワークで送信する遠隔映像監視ソリューション「VisualCast(R)-SS(ビジュアルキャスト・エスエス)」の屋外設置タイプ(オープン価格)を開発し販売を開始、ラインアップを強化した。侵入物の発見に必要な動き検出機能を搭載し、監視業務の効率化をはかっている。 |
 |
セキュリティへの関心が高まるなか、沖電気は港湾や空港をはじめとする重要施設における不審者・侵入物の発見を目的とする監視システムの開発に注力し、遠方監視で得られた異常情報を検知するだけでなく、その情報を連携する他の警備システムへ的確に通知し、活用できる映像監視ソリューションを販売してきたが、新製品は従来型の設置型映像エンコーダー「BBOX-S(ブイボックス・エス)」を屋外筐体に組み込み、無線を利用したネットワークなどで監視センターとの接続を可能とする機能を備え、システム設置の自由度を大幅に向上させている。 |
今回発売した新製品の屋外設置タイプは、「VBOX-S」の収容台数(1~3台)に応じた3種類の屋外筐体を用意している。ひとつの場所で最大3台のカメラによる映像監視を可能とするなど、モニタリングの規模に応じて最適な設置が選択できる。 |
また、監視カメラを遠隔制御する機能も拡張し、「VBOX-S」に監視APサーバで侵入物体を検出するための動き検出機能も追加しました。不審な動きをカメラがとらえると、即座に監視センタの画面上にその映像が大きく映し出されるため、警備員は迅速な対応が図れる。さらに、監視映像のビットレート上限を従来の2Mbit/sから4Mbit/sとし、テレビ画質と同等の映像による監視を実現している。 |
本製品を利用することにより、レーダ、AIS(船舶自動識別装置)、領域センサーによる物体検出機能と連動したインテリジェントな映像監視システムが可能となった。沖電気は、映像監視市場向けに本製品を積極的に販売していく。 |