キヤノンは、高機能な小型ネットワークカメラ「VB-C50i/VB-C50iR」(198,000円)を20日から発売する。新製品は、02年4月の発売以来、高い評価を得ている「VB-C10/VB-C10R」の後継機。カメラにサーバー機能を内蔵し、インターネットの標準的なプロトコルであるTCP/IPやHTTPなど様々なプロトコルに対応しているため、IP(インターネットプロトコル)ネットワークに接続し、電源コードをコンセントにつなぐだけで簡単に映像の配信が行える。なお、VB-C50iRは、天井などからの取り付けに対応するモデルで一部の仕様はVB-C50iと異なる。 |
機能面においては、通常撮影時に補助光なしでも最低照度1ルクスまでのカラー撮影が行えるほか、ナイトモード時には内蔵の赤外線ライトを併用することで0ルクスでの撮影を可能にするなど、低照度での撮影に対応している。また、被写体の動き検知や自動追尾などの機能に加え、クラス最高水準の光学26倍ズームレンズを搭載、映像監視目的での利用にも威力を発揮する。 |
さらに、640×480ピクセルの画質を毎秒30フレームの高レートで配信することができるほか、ネットワークやモニターの環境にあわせて異なったサイズの映像を同時に配信するマルチストリーム機能を搭載するなど、ネットワーク配信の機能も強化している。 |
その他、カメラの向きやズーム倍率を20件まで登録して一定の間隔で順番に画面に映し出すプリセット巡回機能や、新製品のマルチターミナル「VB-EX50」(オプション)との接続により音声の送受信が行えるなど、先進的なモニタリング機能を多数搭載している。 |
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