| 従来の無人警備システムでは監視カメラと侵入センサーを併設し、センサーに反応があった時点で警備本部に通報し画像を確認している。しかし、カメラとセンサーを個別に設置するために設置工事が煩雑でコストが高く、また小動物や温度変化などによるセンサーの誤動作のため警備員の不要な出動が多発し人件費がかさむなどの課題がある。 |
| 新商品では、これらの課題に対応し、昼間はもとより照度ゼロルクスの完全な暗闇でも撮影可能な25万画素高性能カラーカメラに、ネズミなどの小動物に反応せず侵入者 (人物)だけを検知する同社独自の画像認識回路を搭載し、人物検知機能を大幅に向上させている。 |
| これにより誤報による不要な警備員の出動がなくなり、ランニングコストを低減することができる。また、従来導入していたセンサーが不要になるため設置工事が簡略化され、イニシャルコストの低減も実現した。さらに高性能カラーカメラの鮮明な映像を警備本部に伝送することにより、現地の状況を出動前により的確に把握することができ犯罪の早期解決を可能にした。 |
| 上記の無人警備システム用途に加え、新たな機能としてパソコンなどの外付け機器を追加せずに、顧客ごとの要望に対しカスタム対応により内部ソフトを変更し、駐車場などの車両識別や人物の滞留および移動方向の検出なども可能にした。具体的な用途としては、無人駐車場のゲート抑制、道路における違法駐車車両の検出、店舗のマーケティング分析、ビルの入退館管理など監視以外のさまざまな認識アプリケーションとして、幅広い用途での活用ができる。 新商品の主な特長は次のとおり。 |
| 1.独自の画像認識技術により人物検知機能の精度を大幅に向上し、低コストでの通報システムを実現 |
| 2.25万画素高性能カラーカメラにより、昼夜を問わない鮮明な映像の取得が可能 |
| 3.その他の特長として(1)すべての機能をコンパクトなボディーに集約し設置工事の簡略化とイニシャルコストの低減を実現、(2)侵入者による監視妨害を検知、(3)駐車場での車両識別など画像認識をベースとした各種アプリケーション(カスタム対応) |
| 主な仕様は次のとおり。 |
・外形寸法=φ13.7×8.8センチ ・電源=DC10 20V ・消費電=300mA以下(DC12V時) ・使用周囲温度=-10~50℃ ・設置場所=屋内天井 ・撮像素子=1/3インチ 25万画素 インターライン型カラーCCD ・最低被写体照度=0ルクス ・補助照明=近赤外線LED ・映像出力=NTSC 1Vp-p 75Ω ・警戒エリア=立体監視、水平90度、垂直67.5度、深度(0.5~8メートル) ・侵入警報出力=警報表示:赤色 LEDのワンショット点灯 警報信号:無電圧半導体接点(a接点、b接点切替え可) ・トラブル警報出力=警報表示:赤色 LEDの連続点灯 ブザー:連続鳴動 |