| マエコー電子(福島県西郷村、前田正男社長)は、このほど玄関のインターホンを押した来訪者の姿を家庭用ビデオで留守番録画する機器を開発した。開発した機器は、来訪者がインターホンを押すと家庭用ビデオが作動し、カメラが撮影した映像を15秒間録画する。不在の時にだれが訪ねて来たかが分かるほか、防犯システムとしての利用も見込んでおり、今夏ごろの発売を予定している。 |
| 同社は、テレビの音量を上げているため来客に気付かない高齢者向けに、インターホンやチャイムが鳴ると、見ているテレビの画面に「おきゃくさんですよ」の文字を表示する機器を開発、昨年10月から販売している。新製品は同機器に留守番録画機能を付け加えた。 |
| 録画時刻も表示されるため、いつ、だれが来たかを知ることができる。不在かどうかを確認しようとする空き巣など不審者の訪問も記録するため、防犯にも役立つ。今年2月、開発に着手。どのメーカーの家庭用ビデオにも対応できるようなシステムにするのに苦労したという。 |
| 6万円前後で販売する予定で、年間販売目標は7,000台。前田社長は「高齢者向けの福祉機器としてだけでなく、治安が悪化している都会での需要があるのではないか」と話している。 |