日本セキュアジェネレーション㈱(秋葉茂隆社長)と㈱システックス(北村正博社長)は9日、Webベースの指紋認証タイムレコーダ「SecuTIME Keeper(セキュタイムキーパー)」を共同開発し、7月14日から両社より販売を開始すると発表した。 |
今回共同開発した指紋認証タイムレコーダは、PC(Windows)に周辺機器として指紋読取装置を接続し、指紋認証による出勤・退勤の入力を行なうもの。本部などにWebサーバを設置し、各拠点からWebブラウザを利用しサーバにアクセスを行う。従業員は、ブラウザに表示される「出勤」「退勤」などの項目を選択し、指紋読取装置に指を載せだけの簡単な操作となる。稼動OSは、サーバがWindowsNT4.0/2000 Server、クライアントがWindows98/Me/2000/XP。 |
主要ターゲットは、店舗規模が20店舗~30店舗程度の中規模事業者。価格は、
30店舗のシステムの場合、サーバソフトウェアと端末ライセンス(指紋読取装置付き)で定価279万円。今後、勤怠管理パッケージメーカーへのOEM提供や、勤怠管理ソフトウェアや給与計算ソフトとの連携も目指す。 |
指紋を利用したタイムレコーダは、確実な本人認証を行なうことができ従業員同士での不正打刻(代理打刻)などを防止することができる仕組みとして、数年前から注目され、多店舗展開を行なう飲食業を中心に普及してきた。しかし、タイムレコーダメーカーが提供する指紋読取装置は、一般的に専用の端末と通信制御装置(合計50万円程度)および専用の電話回線が必要となり、導入にかかるコストが非常に高くなることが問題だった。 |
本システムは、PCを利用したWebベースのパッケージシステムとすることで、導入コストを専用端末利用時に比べ、新規にPCを用意する場合でも1/2程度、既存PCを利用する場合は1/5程度に抑えることができ、またIDカードやタイムカードが必要なく、運用コストも低く抑えることができるという。 |