沖電気工業株式会社(社長 篠塚勝正)は、業界で初めて届出印影をデータ化し、照会端末上に表示させ窓口での印鑑照合と本人確認の行うシステム福島縣商工信用組合(理事長 須佐 喜夫、本店:福島県郡山市堂前町)と開発した。 |
これは、現在導入済の印鑑照会システムのデータ管理機能を拡張することで、顔写真を取り込み、システムを短時間に低コストで構築が可能になる。福島縣商工信用組合では4月5日からシステム稼動を開始し、今後、沖電気は金融機関向けに本ソリューションを積極的に提供していく。 |
今回開発した「顔写真本人確認システム」は、営業店端末や液晶表示画面に特殊処理を施すことで画面の反射をおさえオペレータの運用負荷を軽減させる写り込み防止処理技術を採用し、印鑑照会機上に表示される肖像画像を見るだけで視覚的に本人を把握できる。従来の印鑑照会機と同様の操作で利用できるため、新たにオペレーション訓練を行う必要もなく、専用端末を新規に増設することなく既存のシステムで対応が可能。これは、沖電気の複数の関連イメージを同時に取得することで、表示レスポンスを高める技術により、肖像画像が即座に表示されるためである。従来は確認が難しかった代理人も、同時に複数の肖像を登録する機能により可能になる。同社は営業店窓口における印鑑照会システムですでにトップシェアで、統合イメージ処理技術を応用した業界初の「統合事務集中システム」を開発するなど行ってきた。今回の「顔写真本人確認システム」は、既存の印鑑照会システムを本人認証データベースとして拡張利用している。今後、アイリス認証装置やその他の認証端末などを追加することにより、さらなる本人確認の強化も可能になる。 |
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