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刑務所入り望んでケーキ1個万引きして懲役6月の判決

刑務所入りを望んで168円のケーキ1個を万引きして窃盗罪に問われた男(47)に、横浜地裁横須賀支部の福島節男裁判官は31日、懲役6月(求刑・懲役10月)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、男は4月11日、横須賀市内の商店でケーキ1個を盗んで店員に見つかり、神奈川県警・横須賀署員に逮捕された。「刑務所のほうがきちんと食事できる」とケーキに手を伸ばしたという。
男は鹿児島県出身で中学卒業後、集団就職で上京し、約2年前におじを頼って横須賀方面に来たが、最近は野宿生活だった。法廷で「職が見つからず、市役所に生活保護の申請に行っても住所不定はだめと言われた。捕まりたい気持ちだった」と話していた。
福島裁判官は、「境遇に同情の余地もあるが、犯行は厳しく非難される」と実刑を言い渡した。
なお、男は同じ法廷で暴行罪で懲役6月、執行猶予2年の判決を受け、横須賀刑務所の未決房から3月30日に釈放されたばかり。釈放時の所持金は1万円ほどだったが逮捕時は約200円だった。
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